JOURNAL

ZA tray 開発ノート

ZA tray 開発ノート

越前漆器の伝統技術でつくられた「ZA tray」は、よく手に取るものに定位置を設え、飾るようにしまう。そんな、暮らしの風景を美しく整える多目的トレーです。2年の開発期間を経てようやくお披露目することができました。今回はそのプロセスを振り返ります。 暮らしの風景を美しく整える 「少ないものですっきり暮らす」と言うと「ものを減らすこと」に焦点がいきがちですが、「ものの置き方をコントロールすること」も同じくらい大切だと感じています。 全てを引き出しやクローゼットの中に納めてしまえば、確かにすっきり見えるけれど、使うたびに扉を開く一手間が増えてしまいます。 旅館やホテル、カフェ。気持ちいいなと感じる空間では、決してものはゼロではなく、点数を絞って表に出されています。お茶の道具、コーヒーミル、畳んだタオル。よく使うものだけをあえて出して、それでも「出しっぱなし感」がない。まるで飾っているかのように整然で、それでいて手に取りやすく、戻しやすい。 目指したのは、暮らしの風景を美しく整えること。そのために、手に取る頻度が高いものは表に出しながら、程よく隠して、インテリアとして調和させていく。日用品とインテリアをつなぎ、それ自体も暮らしの風景を形作るアクセントピースになる器。そういう道具がずっとほしいなと考えていました。 お盆以上、箱未満 僕がトレーに着目した理由は2つ。 ひとつは、ものの帰る場所の目印になるから。表に出しておくなら、定位置を決めて、使ったら戻す。この習慣がなければ、ものは少しずつ散っていきます。トレーは「ここに帰る」を示してくれます。 もうひとつは、ものにまとまりをつくれるから。グラフィックのレイアウトでは、個々のエレメントを塊に見せることで、見やすさを確保します。部屋でも同じ。ものがいくつもあると雑多な印象になりますが、トレーに乗せるだけでまとまりが生まれます。 ところが、市販のトレーでは縁の立ち上りが低く、対象物が丸見えで、雑多に見えてしまいます。かといって、箱になると、今度は縁が高すぎる。ボリュームが出て重く見えるし、中のものが取りづらい。それでは「しまう」を通り越して「しまい込む」になってしまう。 手に取りやすくて、それでいて中身を程よく隠してくれる、「お盆以上、箱未満」のほどよい深さを探りました。(スチレンボードや3D Print、合板などを使ってプロトタイピングを繰り返しました) 一方で、食卓のお盆やアクセサリー置きのように、高さが低い方が使いやすい場面もあります。 そこで家の中の用途を洗い出し、そのすべてをカバーできる寸法と高さを検討しました。単行本やメガネ、ハンドクリームなどを入れながらサイズを検討し、最終的に、A4ベースとA5ベースの2サイズ、浅いと深いの2サイズ、合計4サイズ展開としました。 それは、お盆でもあり、オーガナイザーでもあり、ディスプレイ台でもある。つまり「四角くて平たい道具」。用途を決めないから、部屋のあちこちを行き来しながら使えます。(以下の写真はプロトタイプです) より少なく、より豊かに このプロダクトの特徴のひとつが「組み合わせて使える」という柔軟性と拡張性です。 同じサイズを重ねると、重箱のように使える。A4タイプの上にA5タイプを1枚乗せれば、半分はそのまま、半分は2段になる。 これまで様々なものを使ってきましたが、今でも手元に残っているのは、「特定の用途を持たず、工夫次第でいろんな使い方ができる」ものが多いです。暮らし方が変わったとしても、場所を変えて、用途を変えて、また活躍できるからです。 「使い方を限定しない。そして、暮らしのシーンに合わせて、組み合わせて拡張できる。」 ZA trayの柔軟性と拡張性は、結果としてものを減らし、より少なく、より豊かなライフスタイルにつながっていくと思います。 もっとも身近なアートフレーム 家の中の「四角くて平たい道具」といえば、アートフレームも無視できません。 好きでよく集めてしまう、ポストカードやリーフレットなど、紙ものを飾る道具としても成立させられないかと考えました。 試しにアクリルのボックスをつくって、トレーの中に入れてみると、これが想像以上によい。 固定金具なしで成立するよう、ファイルボックスのような形を「入れるだけ」の構造に。ボックス自体に厚みを持たせたので、紙ものをストックしながら、コラージュするように飾る道具になりました。(写真はプロトタイプ) なりたがっている形...

ZA tray 開発ノート

越前漆器の伝統技術でつくられた「ZA tray」は、よく手に取るものに定位置を設え、飾るようにしまう。そんな、暮らしの風景を美しく整える多目的トレーです。2年の開発期間を経てようやくお披露目することができました。今回はそのプロセスを振り返ります。 暮らしの風景を美しく整える 「少ないものですっきり暮らす」と言うと「ものを減らすこと」に焦点がいきがちですが、「ものの置き方をコントロールすること」も同じくらい大切だと感じています。 全てを引き出しやクローゼットの中に納めてしまえば、確かにすっきり見えるけれど、使うたびに扉を開く一手間が増えてしまいます。 旅館やホテル、カフェ。気持ちいいなと感じる空間では、決してものはゼロではなく、点数を絞って表に出されています。お茶の道具、コーヒーミル、畳んだタオル。よく使うものだけをあえて出して、それでも「出しっぱなし感」がない。まるで飾っているかのように整然で、それでいて手に取りやすく、戻しやすい。 目指したのは、暮らしの風景を美しく整えること。そのために、手に取る頻度が高いものは表に出しながら、程よく隠して、インテリアとして調和させていく。日用品とインテリアをつなぎ、それ自体も暮らしの風景を形作るアクセントピースになる器。そういう道具がずっとほしいなと考えていました。 お盆以上、箱未満 僕がトレーに着目した理由は2つ。 ひとつは、ものの帰る場所の目印になるから。表に出しておくなら、定位置を決めて、使ったら戻す。この習慣がなければ、ものは少しずつ散っていきます。トレーは「ここに帰る」を示してくれます。 もうひとつは、ものにまとまりをつくれるから。グラフィックのレイアウトでは、個々のエレメントを塊に見せることで、見やすさを確保します。部屋でも同じ。ものがいくつもあると雑多な印象になりますが、トレーに乗せるだけでまとまりが生まれます。 ところが、市販のトレーでは縁の立ち上りが低く、対象物が丸見えで、雑多に見えてしまいます。かといって、箱になると、今度は縁が高すぎる。ボリュームが出て重く見えるし、中のものが取りづらい。それでは「しまう」を通り越して「しまい込む」になってしまう。 手に取りやすくて、それでいて中身を程よく隠してくれる、「お盆以上、箱未満」のほどよい深さを探りました。(スチレンボードや3D Print、合板などを使ってプロトタイピングを繰り返しました) 一方で、食卓のお盆やアクセサリー置きのように、高さが低い方が使いやすい場面もあります。 そこで家の中の用途を洗い出し、そのすべてをカバーできる寸法と高さを検討しました。単行本やメガネ、ハンドクリームなどを入れながらサイズを検討し、最終的に、A4ベースとA5ベースの2サイズ、浅いと深いの2サイズ、合計4サイズ展開としました。 それは、お盆でもあり、オーガナイザーでもあり、ディスプレイ台でもある。つまり「四角くて平たい道具」。用途を決めないから、部屋のあちこちを行き来しながら使えます。(以下の写真はプロトタイプです) より少なく、より豊かに このプロダクトの特徴のひとつが「組み合わせて使える」という柔軟性と拡張性です。 同じサイズを重ねると、重箱のように使える。A4タイプの上にA5タイプを1枚乗せれば、半分はそのまま、半分は2段になる。 これまで様々なものを使ってきましたが、今でも手元に残っているのは、「特定の用途を持たず、工夫次第でいろんな使い方ができる」ものが多いです。暮らし方が変わったとしても、場所を変えて、用途を変えて、また活躍できるからです。 「使い方を限定しない。そして、暮らしのシーンに合わせて、組み合わせて拡張できる。」 ZA trayの柔軟性と拡張性は、結果としてものを減らし、より少なく、より豊かなライフスタイルにつながっていくと思います。 もっとも身近なアートフレーム 家の中の「四角くて平たい道具」といえば、アートフレームも無視できません。 好きでよく集めてしまう、ポストカードやリーフレットなど、紙ものを飾る道具としても成立させられないかと考えました。 試しにアクリルのボックスをつくって、トレーの中に入れてみると、これが想像以上によい。 固定金具なしで成立するよう、ファイルボックスのような形を「入れるだけ」の構造に。ボックス自体に厚みを持たせたので、紙ものをストックしながら、コラージュするように飾る道具になりました。(写真はプロトタイプ) なりたがっている形...

顔が見えるものづくり

顔が見えるものづくり

地方に車で訪れた際は、その土地の道の駅に立ち寄ることが私の旅のお決まりになっています。農産物が新鮮なのはもちろんですが、生産者の名前が添えられているだけで、不思議と信頼できるのです。 家具においても、「どこで、だれがつくったか」が見えることが信頼感や愛着につながると考えています。製品の保証書にすべてのパーツの製造元およびサプライヤーを記載しているのはそのためです。 たとえばENGAWA bedは、北海道産の木材を、地元の製材所で加工し、家具工場で制作しています。決して大きな工場ではありませんが、ベテランの職人さんを中心に若手も加わり、現場には静かな活気があります。お伺いするたび、ひとつひとつ丁寧に仕上げていく姿を見ては、本当にこの工場にお願いしてよかったと思うのです。(みなさんシャイで写真には写りたがらないのですが笑) 私自身、家でこのベッドを使っています。足が木に触れたとき、あるいはリビングからふと目に入ったとき、あの工場の人たちの姿が思い浮かんで、満たされた気持ちになるのです。ものを通して、つくり手とつながっているような感覚です。 事業を続けるうえで、効率や採算から目を背けることはできません。それでもデザイナーとして、職人さんと一緒に数字には表れない価値を追求したい。そんな作り手の姿勢を知ってほしい。その価値観に共感してくれる人が少しずつ増えていったら、これほどうれしいことはありません。  

顔が見えるものづくり

地方に車で訪れた際は、その土地の道の駅に立ち寄ることが私の旅のお決まりになっています。農産物が新鮮なのはもちろんですが、生産者の名前が添えられているだけで、不思議と信頼できるのです。 家具においても、「どこで、だれがつくったか」が見えることが信頼感や愛着につながると考えています。製品の保証書にすべてのパーツの製造元およびサプライヤーを記載しているのはそのためです。 たとえばENGAWA bedは、北海道産の木材を、地元の製材所で加工し、家具工場で制作しています。決して大きな工場ではありませんが、ベテランの職人さんを中心に若手も加わり、現場には静かな活気があります。お伺いするたび、ひとつひとつ丁寧に仕上げていく姿を見ては、本当にこの工場にお願いしてよかったと思うのです。(みなさんシャイで写真には写りたがらないのですが笑) 私自身、家でこのベッドを使っています。足が木に触れたとき、あるいはリビングからふと目に入ったとき、あの工場の人たちの姿が思い浮かんで、満たされた気持ちになるのです。ものを通して、つくり手とつながっているような感覚です。 事業を続けるうえで、効率や採算から目を背けることはできません。それでもデザイナーとして、職人さんと一緒に数字には表れない価値を追求したい。そんな作り手の姿勢を知ってほしい。その価値観に共感してくれる人が少しずつ増えていったら、これほどうれしいことはありません。  

nuff Living Stories 01|家づくりのプロが描いた、家族とつながる暮らし方

nuff Living Stories 01|家づくりのプロが描いた、家族とつながる暮らし方

  nuffのプロダクトが私たちの手を離れ、誰かの暮らしの風景の一部として物語を紡いでいく。 その物語をたどるようにオーナーさんのご自宅を訪ね、空間づくりと暮らしのヒントを紐解く「nuff Living Stories」をお届けします。 今回お話を伺ったのは、ハウスメーカーの営業職として数多くの注文住宅に携わり、昨年、信頼する建築士と共に自邸を建てられた榎田さん。 敷地は、周辺に田園風景が広がる穏やかなエリア。都心へのアクセスもしやすく、静けさと利便性を兼ね備えた場所です。この土地を選ぶ際、ご夫婦でさまざまな視点から話し合われたと言います。 「緑に囲まれたところで子育てしたいという思いがあり、地方移住も検討していました。でも両親との距離や学校選びを考えると、都心にも出やすいほうがいいなと。ちょうどたまたまこの土地がポンっと出てきたんです。」 2階リビングの開口部からは、眺望が抜け、周囲の風景がゆるやかに入り込んできます。   居場所をつくり、気配をつなぐ 家づくりにおいて描いた理想の生活像を伺いました。 「家の中に“居場所”がたくさんあって、家族それぞれがその時の気分で居場所を選べるようにしたかった。」 リビング・ダイニング・キッチン・ワークスペースは役割ごとに分かれつつも、空間のどこかでつながっている。そのため家族の気配を感じながらも、お互いの時間を尊重できるそうです。     「居場所づくりという意味でも、ENGAWA bedのベッドサイドは、休日の朝、ゆっくり過ごすいい居場所になっています。」 ベッドサイドに腰掛けると正面に窓が広がり、休日の朝はお子さまと庭を眺めたり、陽の光を浴びたりする時間が自然と生まれるのだとか。   空間の重心を低く保つ 新居での家具の選び方についてお伺いしました。 「家具選びでは重心を低くすることを意識しました。ソファもテレビボードも高さを抑えています。旅館のような落ち着きがほしくて。」 勾配天井のリビングには、高さが低く抑えられたMASTERWALのソファが置かれて、空間の重心がどっしりと低く、空間に伸びやかさと抜けの良さを感じます。   対して、寝室はこもれるような安心感があります。 「ベッドも高さが低いものを探していたところ、ENGAWA bedを見つけました。妻もひと目で気に入って。北欧と和のテイストで揃えたかったので、素材感や色合いも理想通りでした。」   余白を残す 家の中は物が少なく、生活感がほとんど感じません。...

nuff Living Stories 01|家づくりのプロが描いた、家族とつながる暮らし方

  nuffのプロダクトが私たちの手を離れ、誰かの暮らしの風景の一部として物語を紡いでいく。 その物語をたどるようにオーナーさんのご自宅を訪ね、空間づくりと暮らしのヒントを紐解く「nuff Living Stories」をお届けします。 今回お話を伺ったのは、ハウスメーカーの営業職として数多くの注文住宅に携わり、昨年、信頼する建築士と共に自邸を建てられた榎田さん。 敷地は、周辺に田園風景が広がる穏やかなエリア。都心へのアクセスもしやすく、静けさと利便性を兼ね備えた場所です。この土地を選ぶ際、ご夫婦でさまざまな視点から話し合われたと言います。 「緑に囲まれたところで子育てしたいという思いがあり、地方移住も検討していました。でも両親との距離や学校選びを考えると、都心にも出やすいほうがいいなと。ちょうどたまたまこの土地がポンっと出てきたんです。」 2階リビングの開口部からは、眺望が抜け、周囲の風景がゆるやかに入り込んできます。   居場所をつくり、気配をつなぐ 家づくりにおいて描いた理想の生活像を伺いました。 「家の中に“居場所”がたくさんあって、家族それぞれがその時の気分で居場所を選べるようにしたかった。」 リビング・ダイニング・キッチン・ワークスペースは役割ごとに分かれつつも、空間のどこかでつながっている。そのため家族の気配を感じながらも、お互いの時間を尊重できるそうです。     「居場所づくりという意味でも、ENGAWA bedのベッドサイドは、休日の朝、ゆっくり過ごすいい居場所になっています。」 ベッドサイドに腰掛けると正面に窓が広がり、休日の朝はお子さまと庭を眺めたり、陽の光を浴びたりする時間が自然と生まれるのだとか。   空間の重心を低く保つ 新居での家具の選び方についてお伺いしました。 「家具選びでは重心を低くすることを意識しました。ソファもテレビボードも高さを抑えています。旅館のような落ち着きがほしくて。」 勾配天井のリビングには、高さが低く抑えられたMASTERWALのソファが置かれて、空間の重心がどっしりと低く、空間に伸びやかさと抜けの良さを感じます。   対して、寝室はこもれるような安心感があります。 「ベッドも高さが低いものを探していたところ、ENGAWA bedを見つけました。妻もひと目で気に入って。北欧と和のテイストで揃えたかったので、素材感や色合いも理想通りでした。」   余白を残す 家の中は物が少なく、生活感がほとんど感じません。...

Case Study 02 - 建築と家具

Case Study 02 - 建築と家具

建築家・原田収一郎さんが手掛けられた住宅にて、ENGAWA bed を採用いただきました。 原田さんの建築は、内と外をつなぐ開口部の作り方や、面の取り合いの細やかな処理が印象的です。そうした丁寧な仕事が、美しい空間を生み出しているように思います。手触りのある本物の素材を選ばれていることも、その空間の魅力を支えています。 そのような空間には、やはり本物の家具がふさわしいと感じます。シンプルでありながら細部にまで神経が行き届いた家具は、空間と響き合い、暮らしの質を引き上げる存在となります。ENGAWA bed は、まさにそのレベルを目指して開発してきました。 実際にENGAWA bed をご愛用くださっている方には、建築士をはじめ建築の専門家が多くいらっしゃいます。日々空間づくりに向き合うプロフェッショナルに選んでいただけることは、大きな励みであり、私たちにとって何よりの喜びです。 

Case Study 02 - 建築と家具

建築家・原田収一郎さんが手掛けられた住宅にて、ENGAWA bed を採用いただきました。 原田さんの建築は、内と外をつなぐ開口部の作り方や、面の取り合いの細やかな処理が印象的です。そうした丁寧な仕事が、美しい空間を生み出しているように思います。手触りのある本物の素材を選ばれていることも、その空間の魅力を支えています。 そのような空間には、やはり本物の家具がふさわしいと感じます。シンプルでありながら細部にまで神経が行き届いた家具は、空間と響き合い、暮らしの質を引き上げる存在となります。ENGAWA bed は、まさにそのレベルを目指して開発してきました。 実際にENGAWA bed をご愛用くださっている方には、建築士をはじめ建築の専門家が多くいらっしゃいます。日々空間づくりに向き合うプロフェッショナルに選んでいただけることは、大きな励みであり、私たちにとって何よりの喜びです。 

ベッド下の掃除をどう考えるか

ベッド下の掃除をどう考えるか

ベッドをご検討中のお客様と日々やり取りする中で、「ベッド下の掃除はどう考えていますか?」というご質問を頂くことがあります。おそらくENGAWA bedは市販のベッドに比べると高さが低い設計のため、ベッド下の掃除がしにくいと受け止められているからだと思います。 結論としましては、フロアワイパーでの掃除を想定している、というのが私たちの回答となります。その考え方に基づいてベッド下の床からの有効高さは5.5cmに設定しています。 今日はこの設計仕様に至った経緯をお話しようかと思います。 私自身、キレイ好きな性格でして、毎日部屋の掃除をしないと気がすまないということもあり、当初は「毎日ベッド下の掃除ができること」をベッド開発において重要視していました。 しかし、試作品を実際に使って実際に毎日生活してみると、ベッド下の奥の方まで入り込む量はホコリは少ないことが分かってきまして、普段の掃除は張り出したベッドサイドの下部分のみフロアワイパーを掛けて、月に数回程度、奥の方までフロアワイパーを滑らすという掃除ルーティンに落ち着きました。 いっそのこと、ベッド下を閉じてしまい、ホコリが入らないようにする設計も検討したのですが、通気を妨げることにもなりカビの発生リスクが上がってしまいます。 以上から、通気性を確保するためにベッド下はオープンな構造とするが、高さはフロアワイパーが入る最低限の高さに留め、建築空間と一体化するような「低く、広い」現在のプロポーションを大切にする、という結論に至りました。そのほうが愛着を持って長く使えると考えたからです。 一方で、ロボット掃除機が入るようにしたいというご要望にお応えしたいと考えておりまして、高さを更に5cm程度上げるための脚(後付できる別商品)を今年前半にリリースする計画になっております。 下の写真はそのプロトタイプを装着した写真です。ENGAWA bedは脚が見えない浮いたようなデザインが特徴ですが、後付の脚を取りつけた姿は、より日本建築である縁側らしいものとなる予定です。 [2025.04.01 追記]ENGAWA bedの高さを5cm高くする脚「ENGAWA no ASHI」を発売しました。詳しくは以下の商品ページをご確認下さい。 商品を見る→  

ベッド下の掃除をどう考えるか

ベッドをご検討中のお客様と日々やり取りする中で、「ベッド下の掃除はどう考えていますか?」というご質問を頂くことがあります。おそらくENGAWA bedは市販のベッドに比べると高さが低い設計のため、ベッド下の掃除がしにくいと受け止められているからだと思います。 結論としましては、フロアワイパーでの掃除を想定している、というのが私たちの回答となります。その考え方に基づいてベッド下の床からの有効高さは5.5cmに設定しています。 今日はこの設計仕様に至った経緯をお話しようかと思います。 私自身、キレイ好きな性格でして、毎日部屋の掃除をしないと気がすまないということもあり、当初は「毎日ベッド下の掃除ができること」をベッド開発において重要視していました。 しかし、試作品を実際に使って実際に毎日生活してみると、ベッド下の奥の方まで入り込む量はホコリは少ないことが分かってきまして、普段の掃除は張り出したベッドサイドの下部分のみフロアワイパーを掛けて、月に数回程度、奥の方までフロアワイパーを滑らすという掃除ルーティンに落ち着きました。 いっそのこと、ベッド下を閉じてしまい、ホコリが入らないようにする設計も検討したのですが、通気を妨げることにもなりカビの発生リスクが上がってしまいます。 以上から、通気性を確保するためにベッド下はオープンな構造とするが、高さはフロアワイパーが入る最低限の高さに留め、建築空間と一体化するような「低く、広い」現在のプロポーションを大切にする、という結論に至りました。そのほうが愛着を持って長く使えると考えたからです。 一方で、ロボット掃除機が入るようにしたいというご要望にお応えしたいと考えておりまして、高さを更に5cm程度上げるための脚(後付できる別商品)を今年前半にリリースする計画になっております。 下の写真はそのプロトタイプを装着した写真です。ENGAWA bedは脚が見えない浮いたようなデザインが特徴ですが、後付の脚を取りつけた姿は、より日本建築である縁側らしいものとなる予定です。 [2025.04.01 追記]ENGAWA bedの高さを5cm高くする脚「ENGAWA no ASHI」を発売しました。詳しくは以下の商品ページをご確認下さい。 商品を見る→  

Case Study 01 - 住みこなす

Case Study 01 - 住みこなす

関電不動産開発様のモデルルームのインテリアコーディネートを担当させて頂きました。

Case Study 01 - 住みこなす

関電不動産開発様のモデルルームのインテリアコーディネートを担当させて頂きました。